2020年良かった曲(アニソン中心)
2020年良かった曲(アニソン中心)について書きました。
正月が思ったより暇だったので2020年の振り返りでもしてみむとてするなりと思い何も考えず書き始めたら思ったより時間がかかって焦りましたがなんとか休日中に終わらせることができてよかったです。(まあ2020年の振り返りを2021年の正月にしてる時点で遅いも何もないんですが……)
一応の区分ではありますが前半第1部ではキャラ名義で歌われているアニソン、後半第2部ではアーティスト名義の楽曲などを紹介してます。
表記に関してですが原則
「曲タイトル」アーティスト名(作品名)
となっています。
第1部 キャラ歌唱アニソン
「ブライトワールズノベル」
Mashumairesh!!(SHOW BY ROCK!!)
作詞:磯谷佳江
作曲・編曲:玉木千尋
アニメ「SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ‼︎」を見た人、ましゅましゅが好きな人は絶対聴いてください!!
この曲はっきり言ってゲームでさらっと出していい曲じゃないでしょ……この曲にはアニメのその先に続くましゅましゅの日常、感情全てが詰まっています。随所にアニメを見てきた人に染みるフレーズが散りばめられておりましゅましゅ楽曲ならではのエモが詰め込まれています。
自分は4分10秒間で23回くらい「マシマヒメコ……」と呟きました。(ラスサビ前は「マシマヒメコッッッッ……!!」になる)明言はされてませんが作詞したのは確実にマシマヒメコだと思ってます。
ましゅましゅ4人が出会った奇跡……マシマヒメコ……この街で出会ったんだ…………
「Kiss of life」
ALKALOID(あんさんぶるスターズ‼︎)
作詞:松井洋平
作曲・編曲:大和
あんスタ!があんスタ!!になったのも今年の印象的な出来事の1つでした。
作編曲の大和さんが得意とする重厚感と疾走感のあるハードロックがバチバチにカッコいい楽曲になっています。
初めて聴いたのは新ユニット初披露の特別番組でしたが、まず初っ端から度肝を抜かれました。発表された際のイベントで声優さん(誰が言ってたか思い出せない)も言及してましたが1秒に何文字詰め込むんだという密度がずっと続くのが凄いんですよね。
大和さんは上記で紹介したましゅまいれっしゅ!に登場するバンドDOKONJOFINGER(どこゆび)にもバチバチハードロックを提供しているのでそれもオススメです。
「Brave Runners」
久磨凛太朗(柿原徹也),ビアンキ由仁(天野七瑠)(DREAM!ing)
作詞・作曲:草野華余子
編曲:eba (F.M.F)
2020年メロディー大賞はこの曲です。(断言)
気持ち良い風を感じながら世界を走り抜ける爽やかなシンセ音、あえて音数を少なくしながら的確に緩急を付けていくAメロBメロ、サビで一気に溢れ出すシンセのキック音などなど好きなところは数え切れないほどありますが
何より、本当にメロディが良い……!
辞書でグッドメロディを引いたら「Brave Runners」を聴け!と書いておきたいくらい良いです。
作詞作曲の草野華余子さんによると裏テーマは「疾走感と切なさの黄金比」と仰ってますが聴けばそれが理解できると思います。
5/27発売、DREAM!ing ゆめライブCD side BLACK 収録楽曲「Brave Runners」の試聴動画が公開されました、作詞作曲を担当しております。編曲は信頼のebaくん(@eba_cadode)、個人的な裏テーマは「疾走感と切なさの黄金比」是非CDでフルで味わって下さい👟🎹
— 草野華余子 (@kayoko225) 2020年4月25日
CDの詳細はこちら!https://t.co/xYXOQSf7qb https://t.co/nhBcWH7Llz
ちなみにですが、ドリミの曲はシナリオを読むとよりエモくなるので是非DREAM!ingをやってください。
「夜が明ける」
ギヴン
作詞・作曲・編曲:温詞(センチミリメンタル)
2020年8月に公開された『映画 ギヴン』の劇中歌です。
センチミリメンタルの紡ぐ歌詞とメロディーの素晴らしさはアニメ『ギヴン』という作品にとって欠かすことのできない存在です。なんていえばいいのか分からないんですが男子高校生の生(なま)の言葉遣い感がすごいんですよね。作中で彼らが作った曲をそのまま聴いているようなそんな感覚。
ボーカルである真冬役の矢野奨吾さんの歌唱力も素晴らしく感情のこめ方も含め映画で描かれた全ての感情が突き刺さってきて上映中ちょっと泣きました。
劇中歌とある通り劇中のライブで披露される曲なのですが、映画ではこの曲を披露する場面が最大のピークになるよう作られており最高なので是非見てください。(映画の前に全11話のアニメもあるので 出来ればそれを見てからがおすすめです)
「Just Believe!!!」
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
作詞:Ayaka Miyake
作曲・編曲:ygarshy, PASSiON KiNG
毎回思ってるんですけど虹ヶ咲全員曲の虹ヶ咲!!感凄くないですか?
最初に聴いたときから好き要素しかなかったんですが9月の2ndライブで最強の曲になりましたね。
個人的に好きなところ
・栞子から始まるとこエモい……
・1番Aメロ彼方さんパート「きっと運んできてくれたんだね」から愛さんパート「こんな出会い」の一気に跳ね上がる感じ
・1番Bメロせつ菜パート「鮮やかな道↑進もう」声が強すぎる……
・2番Bメロの「あぁもう勇気しか」の歩夢ソロパートの懸命さ
「Pins&Needles」
テトラルキア(Re:ステージ!)
作詞・作曲・編曲:石川慧
先行視聴で聴いた時から好きだとは思ってましたがフルで聴いて好き!!!!!!!になった曲です。
椿本Pによると今年の4月に予定されていたワンマンで初披露予定だったそうですがこんな曲をいきなり聴かされたら恐らくその場で魂ごと消滅してたと思うので逆に良かったとも言える。(良くない)
それにしてもテトラルキアってほんとカッコいいんですよね……(唐突)
テトラルキアの曲ってどこまでも駆け抜ける力強さが魅力なんですが、それは自分の中の鬱屈とした感情と向き合うことで成し得られたものでそこも合わせての魅力なんですよね。だけど今回は少し違ってステージ上からこっちに手を差し出してくれて真正面からエールを送ってくれてる感じ。
彼女たちは想像以上のスピードで前に進んでいっていて、私たちはテトラルキアという名のジェットコースターに乗ってそれを目撃しているのかもしれない。
「Show your eyes」
MINERALS(AKROGLAM)
作曲・編曲・作詞:ANIMAL HACK
MINERALS『Show Your Eyes』Music Video
楽曲が良いのはもちろんですが、AKROGLAM(アクログラム)というプロジェクトに注目して欲しいという思いもあり選びました。また別の記事で布教ブログも書きたいんですが、とりあえず曲だけでも聴いてみてください。
「Show Your Eyes」はAKROGLAMに登場する3組のデュオの1つMINERALSの歌う楽曲となっています。MINERALSという名前の通り水のように爽やかで透明感のあるサウンドと歌声が魅力的な楽曲です。
現在全ての曲が公式YouTubeチャンネルでフルサイズ、MV付きで聴くことができるので是非聴いてみてください。
作編曲のANIMAL HACKさんは2人組の音楽プロデューサーデュオ。
トラックメイカーとしてオリジナル楽曲をリリースするほかヒプノシスマイク「BLACK OR WHITE」/観音坂独歩(CV.伊東健人)の作曲・編曲(作曲はDOTAMAさんと共同)で参加するなど楽曲提供、リミックスなども行っています。
第2部 声優・ユニット楽曲
「I got it!」
Mia Regina
作詞:ささかまリス子
作曲・編曲:神田ジョン
Mia REGINA / I got it! Music Video [short ver.]
2020年秋に放送されたTVアニメ『天晴爛漫』のOP。
リス子さんによるケレン味たっぷりの歌詞と力強いボーカルが魅力的なロックチューンになっています。
『天晴爛漫』を見た人なら分かると思いますがこの曲、『天晴爛漫』のOPとして大正解すぎるんですよね。OPを見ただけで面白いと分かるアニメは名作。アバンとイントロの組み合わせ方が最高なので見てない人は是非見て欲しいです。
アニメのために曲があり曲のためにアニメがあって互いの良さを引き出し合えるのがアニソンの良さだと思ってるんですが『天晴爛漫』と「I got it!」はまさにその関係を体現しています。
正式な発音は「アイガッイッ」。
「トキメキコレクター」
澤田真里愛
作詞:畑亜貴
作曲・編曲:Motokiyo
ブラスアレンジ:菊谷知樹
TVアニメ「ミュークルドリーミー」のED。是非フルサイズで聴いて欲しい1曲です。TVサイズと全く印象が変わる、というよりフルを聴くと楽曲の世界がより広がるといった感じ。まさに「夢だからなんでもあり」。
畑亜貴さんの作詞センスも弾けており、お得意の電波ソングを女児アニメ寄りにしたようなテンションが感じられハチャメチャな楽しさと夢見る女の子へのメッセージが込められたかわいさ溢れる楽曲になっています。
「眺めの空」
楠木ともり
この曲で楠木ともりさんに惚れました。
極彩色と無色、熱と冷、肌に吸い付くような感情が胸に渦巻くどうしようもない恋の歌。
楠木ともりさんのアーティスト活動において特徴的なのはメジャーデビュー以前から自ら作詞作曲した曲を発表するなどシンガーソングライターとしても活動しているということです。
作詞作曲のセンスがもはや一声優の域を超えているので、色々な作家さんと組んで曲を作っていくより個人中心で創作していくシンガーソングライター色強めの活動をしていって欲しいと個人的に思っています。
楠木ともりさんの歌手活動、音楽遍歴などについて以下のインタビューに詳しく載っているので是非読んでみてください。
メジャーデビュー作となる1st EP「ハミダシモノ」に込めた想いとは――楠木ともり、リリースインタビュー – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト
「つらぬいて憂鬱」
ニノミヤユイ
作詞:hotaru(TaWaRa)
作曲:Tom-H@ck(TaWaRa)
編曲:Tom-H@ck(TaWaRa),KanadeYUK(TaWaRa)
【ニノミヤユイ】「つらぬいて憂鬱」Music Video(Full Size )
Tom-H@ckさんによるド直球なアニソン臭マシマシファンキーサウンドと、そこに鬱屈とした感情の迸りが加わることでニノミヤユイさんにしか歌えない名曲に仕上がっています。
ニノミヤユイさんは声優アーティストとしては珍しく「ネガティブさ、陰」という一貫したテーマ性を持って活動しています。
もともとニノミヤユイさんを応援してたので贔屓目もありますが上記の楠木ともりさんとニノミヤユイさんは個人的にいま最も注目されるべき女性声優アーティストだと思っています。
作詞家作曲家に自分を理解してもらった上で楽曲を作ってもらう制作体制など以下のインタビューに色々と興味深い内容が載っているので是非ご覧ください。
デビューアルバム『愛とか感情』に込めた想いを聞く!ニノミヤユイインタビュー – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイトデビューアルバム『愛とか感情』に込めた想いを聞く!ニノミヤユイインタビュー – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト
「re:flection 」
ニノミヤユイ
作詞:ニノミヤユイ
作曲・編曲:タナカ零
ニノミヤユイさんからもう一曲。
タナカ零さんのどこへ向かうのか分からない静謐さと妖しさを含んだ乱高下するメロディとニノミヤユイさんの眩しい夏日の奥に隠された深い陰を感じさせるリリックが唯一の世界観を描くラブソング。
作編曲のタナカ零さんは安月名莉子さんの「be perfect,plz!」やTVアニメ『あそびあそばせ』OP「スリピス」などトリッキーなメロディと美しいサウンドを併せ持ったユニークな楽曲を作る方です。ネットで調べてもどんな方なのかどこに所属しているのかも一切分からないという謎の作曲家でもありますが、まあ俊龍さんとかも詳しいプロフィールなど一切分かってないので良くあることなのかもしれない。
「想像守護神キメキトイア」
西田望見
作詞:児玉雨子
作曲:成本智美(SUPA LOVE)
編曲:岩橋星実(Elements Garden)
聴き終わった時には心が真っピンクになってます。
調べてみたらリリースされたのは2019年でしたが自分が知ったのは2020年なので実質2020年の曲。
「KEY」
土岐隼一
作詞:RUCCA
作曲・編曲:森本練
土岐さんの柔らかな声の伸びがイントロから響き渡りいきなり心を鷲掴みされます。
アニメのOP感のある爽快感のあるサウンドと強い意志を感じる歌詞が気持ちいい楽曲になっており、アルバム収録曲にしておくにはもったいないくらいの完成度だと思います。
「真昼どきのステラ」
西山宏太郎
作詞:ぽん(ORESAMA)
作曲・編曲:三好啓太
西山宏太朗『真昼どきのステラ』~Music Video~(TBS 「王様のブランチ」 10月度エンディングテーマ)
MVの通りカフェが良く似合うオシャレでポップな曲です。
西山宏太郎さんの穏やかで柔らかな歌声、ぽんさんのさりげない幸福を描いた歌詞、三好啓太さんの優しい電子音を交えたレトロポップな音楽が素敵な世界観を紡いでいます。
作編曲の三好啓太さんはあんスタ、プリキュア、スタァライトなどの楽曲を多数手掛けており個人的に今一番お気に入りの作家さんです。
「切嵌とfairy tale」
古川慎
作詞:古川 慎
作曲・編曲:山本恭平 (Arte Refact)
古川 慎 / 「切嵌とfairytale」MUSIC VIDEO -Short Ver.-(1st ALBUM「from fairytale」)
古川慎の歌声、強すぎる……!!
古川慎さんの歌声はシチュCDか?と錯覚するほどの色気がありジャズなんてやられた時にはお手上げです。デビューシングルから毎回表題曲かカップリングにジャズ系の楽曲が収録されており、公式も古川さんの声の使い方を熟知している感があります。
Arte Refactの桑原聖さんがサウンドプロデューサーを務めており今のところ全ての楽曲の作編曲がArte Refactの方々によるもので信頼しかない製作陣になっています。
「23時の春雷少女」
鬼頭明里
作詞・作曲:田淵智也
編曲:やしきん・成田ハネダ(パスピエ)
鬼頭明里 1stアルバム「STYLE」収録曲 「23時の春雷少女」Music Video short ver.
「まるで春雷、目を奪って走った君がいない方へ」
いやもう好きじゃん……
ワードセンスが良すぎる……
田淵智也さんは伊藤翼さんとともに2大”サビで2回攻撃してくる”作曲家に数えられていますがやはり今回もボコボコにされました。
「君が恋だった」でやっとこれは恋の歌だっただったのか……と分かった時のエモさなんですよね…
あとMVがガチで最高にめちゃめちゃかわいいので見てください。
というわけで2020年良かった曲振り返りでした〜
ここまで読んでくださりありがとうございました。
おわり