個人的男性声優アニソン大賞アワード的なやつ2021
もう2022年の1月も9割終わってますが2021年によく聴いてた男性声優さんの歌う楽曲を紹介していこうと思います。
2021年リリースのものが多いですがたまに数年前のものもあります。
「THE POLiCY」
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:伊藤 賢
TVアニメ『アイドリッシュセブン Third BEAT!』第1クールOP主題歌
アニメで聞いていた時から好きだったけど改めてイヤホンで聴くとイントロのシンセ音から気持ち良すぎてハマりました。
「Tears Over ~この星の君と~」
作詞:松藤量平
作曲:さかいゆう
編曲:Renato Iwai
最近のさかいゆうさんのアニソンといえばアイドリープライドの「song for you」ですがこっちのアイドリにも楽曲提供しています。
男性アイドル曲でいうとSexy Zone「忘れられない花」の作詞作編曲を担当しており、「Tears Over」もさかいゆうさんらしいオシャレさと切なさを併せ持った楽曲になっています。
情景が浮かぶような歌詞と繊細なメロディーを歌い上げるボーカルの表現力も素晴らしい。
Fling Posse(CV.白井悠介・斉藤壮馬・野津山幸宏)
「Black Journey 」
作詞:たなか
作曲:ケンカイヨシ・たなか
編曲:ケンカイヨシ
『ヒプノシスマイク』
2021年のアニソンを振り返る上で絶対に外せない名曲だと思います。
ケンカイヨシさんのトラックはトリッキーさ全開なのに聴いていて気持ち良いのが凄い。
投げつけるように言葉を放つ帝統(野津山さん)と1音1音を聞かせる幻太郎(斉藤壮馬さん)、そしてその言葉を受け取る乱数(白井悠介さん)という歌詞の構成、3人のバランスが見事。
ラスサビでキーが上がることで3人が前に踏み出していることを表現しているのもエモい。
GYROAXIA
「HELLO」
作詞・作曲・編曲:ミヤ(MUCC)
『from ARGONAVIS』
まずイントロの高音で心を奪われる。
旭那由多(小笠原仁さん)の歌声の唯一無二さが十二分に発揮された楽曲。
曲が良いのはもちろんだけどデスボも凄くよくて、二次元とデスボって基本的に相性が悪いというかやってもギャグ的な使い方が多い気がするんですけどこの曲では真正面からデスボをやってて良いなと思いました。
Ra*bits ✕ Double Face
「ポケットに宇宙」
作詞:こだま さおり
作曲/編曲:ミト(クラムボン)
『あんさんぶるスターズ!!』
ミトさんらしい穏やかで優しい世界観が染みる曲。
作詞がこだまさおりさんというのもあり勝手に「あんスタ版放課後ポニーテール」と呼んでいます。
あんスタに関しては毎月曲が増えていくのでどれが好きとか簡単に言えなくなってますが最近1番刺さった曲。
須玖キエル&宇曽ペテン[碓氷真澄、卯木千景(CV:白井悠介、羽多野渉)]
「蜃気楼は奇術の夜に」
作詞・作曲・編曲:ANCHOR
『A3!』
ANCHORさんもすっかり『A3!』常連作家になりましたがこの曲が1番お気に入り。
ANCHORさんらしい疾走感と重量感のあるバンドサウンドとピアノシンセの音がカッコいい。
Dメロからラスサビの盛り上げ方が好き。「セリフパート→ラップパート→Dメロ→落ちサビ→リズムパターンの変わったラスサビ」といった感じでどんどん展開されていくのが楽しい。
ARCAREAFACT
「パステージ」
作詞・作曲・編曲:玉木千尋
TVアニメ『SHOW BY ROCK!!STARS!!』挿入歌
個人的にとにかく小林裕介さんの歌声が好きすぎるというのもありますがこれは本当に好き。
玉木千尋さんといえば作詞:磯谷佳江さん、作曲:小野貴光さんの楽曲の編曲を担当されていることが多いですがSTARS!!では挿入歌5曲の作詞作曲編曲を1人で担当しており正に玉木千尋さん無双だったと思います。
挿入歌5曲とも全く違うジャンルの曲だしアプリ(ショバフェス)の方ではゼロティックホリックのようなボカロ系の曲も作ってるし、作れる曲の幅が広すぎる……
クロノアトモスフィア
「EMORITY」
作詞:吾龍
作曲・編曲:神田ジョン
蒼井翔太さんのドスの効いた低音と持ち前の力強さとしなやかさのある歌声が合わさりこれまでにない魅力を持った曲になっています。
激しいロックサウンドの中で奏でられる美しいピアノの旋律は蒼井さんの激しい歌声の中に垣間見えるしなやかさとも対称を成していて魅力的。
雅楽代 寶 (CV:堀 曜宏)
「愛の勘定」
作詞:hotaru
作曲・編曲:eba
TVアニメ『Fairy蘭丸』挿入歌
まずイントロのオシャレなピアノフレーズでもう好きだと確信した。寶さん(堀曜宏さん)の年上感溢れるイケボと時折挟まれるファルセットのセクシーさ、キャラを掘り下げた切ない歌詞が光る艶歌。
男性声優の歌う歌謡曲に飢えている人は是非『Fairy蘭丸』の曲を聴いてください。
Venere 5(坂田将吾、田邊幸輔、柏崎隼史、岡野友佑、石井孝英)& Saturno 5(小林節、安田陸矢、小池貴大、山本智哉、柴野嵩大)
「ゲラメキユ」
作詞・作曲・編曲:yamazo
『リモート☆ホスト』テーマソング
ゲラメキユ ワッセゴシュビー
今のは英語じゃない
このオレが生み出した言語
意味は「オレがキングだ」
この歌詞を聞いた瞬間天才だと思いました。
多幸感という言葉はこの曲の為にあるのではないかと思うほど多幸感に溢れています。
リモホスはキャラソンのソロ曲でもF.M.F所属の作家陣による確かなクオリティの楽曲が揃っており個人的には「Diamond Days」「ウタカタ破羅堕威巣」「Most beautiful 俺」が好き。
「King of Hearts」
作詞:川住かつお
作曲・編曲:xaki
SNS連動型キャラクターソングプロジェクト『Clock over ORQUESTA(クロックオーバーオルケスタ)』通称『クロケスタ』キャラクターソング
説明するとかなり長くなってしまうので省略しますが『クロケスタ』かなり面白いコンセプトをやっていて声優さんも作家陣も豪華で要チェックな作品です。
小野田翔(CV菊池幸利)
「utopia」
作詞・作曲:ゆよゆっぺ
『VAZZROCK』キャラクターソング
清澄さ際立つAメロBメロからバラード感を失わないまま分厚いギターの重低音が響くサビに切り替わるのが凄い。
重いギター音に透明感と妖しさ溢れる歌声を乗せることでタイトル通りの神聖ささえ感じさせる楽曲に仕上がっている。
白瀬優馬(CV:堀江 瞬)
「アイノビート」
作詞・作曲・編曲:ヒゲドライバー
『VAZZROCK』キャラクターソング
優馬さん(堀江瞬さん)の王子様感溢れる抑制の効いた歌声とサビの爆発力が素晴らしい。
自然と体が動き出すようなビート感。
松野千冬(CV:狩野 翔)
作詞・作曲・編曲:渡辺拓也
TVアニメ『東京リベンジャーズ』キャラクターソング
みんな大好き渡辺拓也さんらしさ溢れる王道ロックバンドサウンド。
「明日を探していく」「未来を掴んでいく」など作品を知っているとよりグッとくるワードが散りばめられているのも良い。
ただ1人の人物に向けた感情や意志を歌ってるキャラソン大好き。
久磨凛太朗(CV:柿原徹也)、ビアンキ由仁(CV:天野七瑠)
「Brave runners」
『DREAM!ing』
作詞・作曲:草野華余子
編曲:eba
シンプルにメロディが良すぎる。
そんな最高のメロディを彩るシンセと楽器の音色の爽やかさ。
作詞作曲を担当した草野華余子さんは作品の設定と物語を読み込んだ上で制作にあたっているだけありストーリーを知っているとよりエモい。
『DREAM!ing』はレベルが高い楽曲が揃っているので是非聴いて欲しいです。そしてあわよくばストーリーを読んで欲しい。
Anthos
影河凌駕(CV.濱野大輝)、灯堂理人(CV.伊東健人)、チセ(CV.駒田航)、如月薫(CV.土岐隼一)、結城眞紘(CV.山下誠一郎)、清瀬陽汰(CV.増田俊樹)
「S.T.O.P」
作詞・作曲:中野晶弘
編曲:fazerock
『華Doll*』
「凄いものを聴いたな……」という感想。
『華Doll*』に関してはまだ曲を聴いてるだけの知識しか無いですが全てガチでやってるんだなというのが分かる。
モモチ(CV.豊永利行)
「紅蓮心中」
作詞:Daisuke Iwasaki
作曲・編曲:R・O・N
V系っぽさを感じる和ロック。
妖艶さと悲哀が滲むモモチ(豊永利行さん)の歌声、炎中を彷徨うようなギターの音色。
『カレはヴォーカリスト』は全ての楽曲の作詞を岩崎大介さん(Rejetプロデューサー)、作曲編曲をR・O・Nさんが担当している音楽コンテンツでいずれの曲もオススメです。
西山宏太郎
「Highway cruise」
作詞・作曲・編曲:ナツメリュウイチ
西山さんの甘さと大人っぽさ、良い意味での脱力感を兼ね備えた歌声とシティポップの相性の良さを改めて感じた1曲。
「Highway cruise」というタイトルの時点でこれぞシティポップという懐かしさがあり、タイトル通りハイウェイをクルージングするだけの歌なのが良い。
2人がどんな関係なのか、2人がどうなっていくのかといった過去も未来も描かず、限定的な時間と空間を切り取り言葉とメロディで密度を与え、ただただ今の感情と情景のみを歌にしているのが凄くオシャレだと思いました。
「TURBO」
作詞:小笠原仁 / 佐伯youthK
作曲・編曲:佐伯youthK
2021年にソロデビューした小笠原仁さんの1stシングル表題曲。GYROAXIAでの歌唱も凄まじいものがありますが、全く引けを取らないヤバさ。
佐伯ユウスケさんと聞いたら時から楽しみにしてましたが想像以上にヤバかった。
「Forsaken kiss」
作詞 : 古川慎 Translated by 宮家 智彦(Arte Refact)
作曲・編曲: 水野谷 怜(Arte Refact)
古川さんの歌声にジャズはそりゃ合うとは思ってたけど全編英語詞も想像以上にヤバかった。
息の使い方や日本語の発音にはない響きが加わることで凄いことになってます。
作編曲は2021年にArte Refact所属になった水野谷怜さん。
「真心に奏」
作詞:RUCCA
作曲:森本練
編曲:ミト(クラムボン)
TVアニメ『大正オトメ御伽話』ED
作詞RUCCAさん、作曲森本練さんという「KEY」(1stミニアルバム「True Gazer」収録)のタッグに加えてミトさんが編曲ということで良い曲にならないわけがない。
土岐さんの伸びやかな歌声とストリングスの親和性に加えてスウィング感のあるリズムが楽しげな曲。
KENN
「Love Story」
作詞:塩原大貴・月丘りあ子
作曲・編曲:塩原大貴
KENNさんの少年のような歌声が魅力のポップなラブソング。
個人アーティストでの曲だと大人っぽい曲が多いイメージが強かったのでこういう曲は逆に新鮮。
「TWISTED HEARTS」
作詞:KOHTA YAMAMOTO, France AUDON
作曲・編曲:KOHTA YAMAMOTO
TVアニメ『憂国のモリアーティ』2クール目オープニング主題歌
1クール目のOPもかなり良かったけど2クール目もやっぱり良い。
歌声自体がひとつの世界観を持っているんじゃないかというほどの歌唱力と表現力がダークでクールな世界観と最高にマッチしてる。
「carpool」
作詞・作曲:斉藤壮馬
編曲:Saku
一編の短編小説を読み終えたような心地を味わえるのはシンガーでもありライターでもある斉藤壮馬さんの作家性が大きいと思います。
アルバム収録曲はどれも好きだけどなんだかんだでこれが1番好き。
「君はどう思ってるの」
作詞・作曲:佐伯youthK
編曲:睦月周平
柿原さんと佐伯ユウスケさんの相性の良さ。
青春キラキラ感増し増しのサウンド、ファルセットのエモさ。
佐伯ユウスケさんによる男性目線の恋を爽やかに描き出した楽曲というと2021年リリースのSixTONESの「僕が僕じゃないみたいだ」がありますがそこにも通じるものがあります。
某アニソン企画を見て「男性声優の楽曲ノミネート少なすぎない!?」と思ったことがきっかけでこれを書こうと思いました。
意見するといったことでもなく、とにかく男性声優さんのアニソン、アーティストソングにも良い曲いっぱいあるよと伝えたかったということでした。
おわり
2020年良かった曲(アニソン中心)
2020年良かった曲(アニソン中心)について書きました。
正月が思ったより暇だったので2020年の振り返りでもしてみむとてするなりと思い何も考えず書き始めたら思ったより時間がかかって焦りましたがなんとか休日中に終わらせることができてよかったです。(まあ2020年の振り返りを2021年の正月にしてる時点で遅いも何もないんですが……)
一応の区分ではありますが前半第1部ではキャラ名義で歌われているアニソン、後半第2部ではアーティスト名義の楽曲などを紹介してます。
表記に関してですが原則
「曲タイトル」アーティスト名(作品名)
となっています。
第1部 キャラ歌唱アニソン
「ブライトワールズノベル」
Mashumairesh!!(SHOW BY ROCK!!)
作詞:磯谷佳江
作曲・編曲:玉木千尋
アニメ「SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ‼︎」を見た人、ましゅましゅが好きな人は絶対聴いてください!!
この曲はっきり言ってゲームでさらっと出していい曲じゃないでしょ……この曲にはアニメのその先に続くましゅましゅの日常、感情全てが詰まっています。随所にアニメを見てきた人に染みるフレーズが散りばめられておりましゅましゅ楽曲ならではのエモが詰め込まれています。
自分は4分10秒間で23回くらい「マシマヒメコ……」と呟きました。(ラスサビ前は「マシマヒメコッッッッ……!!」になる)明言はされてませんが作詞したのは確実にマシマヒメコだと思ってます。
ましゅましゅ4人が出会った奇跡……マシマヒメコ……この街で出会ったんだ…………
「Kiss of life」
ALKALOID(あんさんぶるスターズ‼︎)
作詞:松井洋平
作曲・編曲:大和
あんスタ!があんスタ!!になったのも今年の印象的な出来事の1つでした。
作編曲の大和さんが得意とする重厚感と疾走感のあるハードロックがバチバチにカッコいい楽曲になっています。
初めて聴いたのは新ユニット初披露の特別番組でしたが、まず初っ端から度肝を抜かれました。発表された際のイベントで声優さん(誰が言ってたか思い出せない)も言及してましたが1秒に何文字詰め込むんだという密度がずっと続くのが凄いんですよね。
大和さんは上記で紹介したましゅまいれっしゅ!に登場するバンドDOKONJOFINGER(どこゆび)にもバチバチハードロックを提供しているのでそれもオススメです。
「Brave Runners」
久磨凛太朗(柿原徹也),ビアンキ由仁(天野七瑠)(DREAM!ing)
作詞・作曲:草野華余子
編曲:eba (F.M.F)
2020年メロディー大賞はこの曲です。(断言)
気持ち良い風を感じながら世界を走り抜ける爽やかなシンセ音、あえて音数を少なくしながら的確に緩急を付けていくAメロBメロ、サビで一気に溢れ出すシンセのキック音などなど好きなところは数え切れないほどありますが
何より、本当にメロディが良い……!
辞書でグッドメロディを引いたら「Brave Runners」を聴け!と書いておきたいくらい良いです。
作詞作曲の草野華余子さんによると裏テーマは「疾走感と切なさの黄金比」と仰ってますが聴けばそれが理解できると思います。
5/27発売、DREAM!ing ゆめライブCD side BLACK 収録楽曲「Brave Runners」の試聴動画が公開されました、作詞作曲を担当しております。編曲は信頼のebaくん(@eba_cadode)、個人的な裏テーマは「疾走感と切なさの黄金比」是非CDでフルで味わって下さい👟🎹
— 草野華余子 (@kayoko225) 2020年4月25日
CDの詳細はこちら!https://t.co/xYXOQSf7qb https://t.co/nhBcWH7Llz
ちなみにですが、ドリミの曲はシナリオを読むとよりエモくなるので是非DREAM!ingをやってください。
「夜が明ける」
ギヴン
作詞・作曲・編曲:温詞(センチミリメンタル)
2020年8月に公開された『映画 ギヴン』の劇中歌です。
センチミリメンタルの紡ぐ歌詞とメロディーの素晴らしさはアニメ『ギヴン』という作品にとって欠かすことのできない存在です。なんていえばいいのか分からないんですが男子高校生の生(なま)の言葉遣い感がすごいんですよね。作中で彼らが作った曲をそのまま聴いているようなそんな感覚。
ボーカルである真冬役の矢野奨吾さんの歌唱力も素晴らしく感情のこめ方も含め映画で描かれた全ての感情が突き刺さってきて上映中ちょっと泣きました。
劇中歌とある通り劇中のライブで披露される曲なのですが、映画ではこの曲を披露する場面が最大のピークになるよう作られており最高なので是非見てください。(映画の前に全11話のアニメもあるので 出来ればそれを見てからがおすすめです)
「Just Believe!!!」
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
作詞:Ayaka Miyake
作曲・編曲:ygarshy, PASSiON KiNG
毎回思ってるんですけど虹ヶ咲全員曲の虹ヶ咲!!感凄くないですか?
最初に聴いたときから好き要素しかなかったんですが9月の2ndライブで最強の曲になりましたね。
個人的に好きなところ
・栞子から始まるとこエモい……
・1番Aメロ彼方さんパート「きっと運んできてくれたんだね」から愛さんパート「こんな出会い」の一気に跳ね上がる感じ
・1番Bメロせつ菜パート「鮮やかな道↑進もう」声が強すぎる……
・2番Bメロの「あぁもう勇気しか」の歩夢ソロパートの懸命さ
「Pins&Needles」
テトラルキア(Re:ステージ!)
作詞・作曲・編曲:石川慧
先行視聴で聴いた時から好きだとは思ってましたがフルで聴いて好き!!!!!!!になった曲です。
椿本Pによると今年の4月に予定されていたワンマンで初披露予定だったそうですがこんな曲をいきなり聴かされたら恐らくその場で魂ごと消滅してたと思うので逆に良かったとも言える。(良くない)
それにしてもテトラルキアってほんとカッコいいんですよね……(唐突)
テトラルキアの曲ってどこまでも駆け抜ける力強さが魅力なんですが、それは自分の中の鬱屈とした感情と向き合うことで成し得られたものでそこも合わせての魅力なんですよね。だけど今回は少し違ってステージ上からこっちに手を差し出してくれて真正面からエールを送ってくれてる感じ。
彼女たちは想像以上のスピードで前に進んでいっていて、私たちはテトラルキアという名のジェットコースターに乗ってそれを目撃しているのかもしれない。
「Show your eyes」
MINERALS(AKROGLAM)
作曲・編曲・作詞:ANIMAL HACK
MINERALS『Show Your Eyes』Music Video
楽曲が良いのはもちろんですが、AKROGLAM(アクログラム)というプロジェクトに注目して欲しいという思いもあり選びました。また別の記事で布教ブログも書きたいんですが、とりあえず曲だけでも聴いてみてください。
「Show Your Eyes」はAKROGLAMに登場する3組のデュオの1つMINERALSの歌う楽曲となっています。MINERALSという名前の通り水のように爽やかで透明感のあるサウンドと歌声が魅力的な楽曲です。
現在全ての曲が公式YouTubeチャンネルでフルサイズ、MV付きで聴くことができるので是非聴いてみてください。
作編曲のANIMAL HACKさんは2人組の音楽プロデューサーデュオ。
トラックメイカーとしてオリジナル楽曲をリリースするほかヒプノシスマイク「BLACK OR WHITE」/観音坂独歩(CV.伊東健人)の作曲・編曲(作曲はDOTAMAさんと共同)で参加するなど楽曲提供、リミックスなども行っています。
第2部 声優・ユニット楽曲
「I got it!」
Mia Regina
作詞:ささかまリス子
作曲・編曲:神田ジョン
Mia REGINA / I got it! Music Video [short ver.]
2020年秋に放送されたTVアニメ『天晴爛漫』のOP。
リス子さんによるケレン味たっぷりの歌詞と力強いボーカルが魅力的なロックチューンになっています。
『天晴爛漫』を見た人なら分かると思いますがこの曲、『天晴爛漫』のOPとして大正解すぎるんですよね。OPを見ただけで面白いと分かるアニメは名作。アバンとイントロの組み合わせ方が最高なので見てない人は是非見て欲しいです。
アニメのために曲があり曲のためにアニメがあって互いの良さを引き出し合えるのがアニソンの良さだと思ってるんですが『天晴爛漫』と「I got it!」はまさにその関係を体現しています。
正式な発音は「アイガッイッ」。
「トキメキコレクター」
澤田真里愛
作詞:畑亜貴
作曲・編曲:Motokiyo
ブラスアレンジ:菊谷知樹
TVアニメ「ミュークルドリーミー」のED。是非フルサイズで聴いて欲しい1曲です。TVサイズと全く印象が変わる、というよりフルを聴くと楽曲の世界がより広がるといった感じ。まさに「夢だからなんでもあり」。
畑亜貴さんの作詞センスも弾けており、お得意の電波ソングを女児アニメ寄りにしたようなテンションが感じられハチャメチャな楽しさと夢見る女の子へのメッセージが込められたかわいさ溢れる楽曲になっています。
「眺めの空」
楠木ともり
この曲で楠木ともりさんに惚れました。
極彩色と無色、熱と冷、肌に吸い付くような感情が胸に渦巻くどうしようもない恋の歌。
楠木ともりさんのアーティスト活動において特徴的なのはメジャーデビュー以前から自ら作詞作曲した曲を発表するなどシンガーソングライターとしても活動しているということです。
作詞作曲のセンスがもはや一声優の域を超えているので、色々な作家さんと組んで曲を作っていくより個人中心で創作していくシンガーソングライター色強めの活動をしていって欲しいと個人的に思っています。
楠木ともりさんの歌手活動、音楽遍歴などについて以下のインタビューに詳しく載っているので是非読んでみてください。
メジャーデビュー作となる1st EP「ハミダシモノ」に込めた想いとは――楠木ともり、リリースインタビュー – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト
「つらぬいて憂鬱」
ニノミヤユイ
作詞:hotaru(TaWaRa)
作曲:Tom-H@ck(TaWaRa)
編曲:Tom-H@ck(TaWaRa),KanadeYUK(TaWaRa)
【ニノミヤユイ】「つらぬいて憂鬱」Music Video(Full Size )
Tom-H@ckさんによるド直球なアニソン臭マシマシファンキーサウンドと、そこに鬱屈とした感情の迸りが加わることでニノミヤユイさんにしか歌えない名曲に仕上がっています。
ニノミヤユイさんは声優アーティストとしては珍しく「ネガティブさ、陰」という一貫したテーマ性を持って活動しています。
もともとニノミヤユイさんを応援してたので贔屓目もありますが上記の楠木ともりさんとニノミヤユイさんは個人的にいま最も注目されるべき女性声優アーティストだと思っています。
作詞家作曲家に自分を理解してもらった上で楽曲を作ってもらう制作体制など以下のインタビューに色々と興味深い内容が載っているので是非ご覧ください。
デビューアルバム『愛とか感情』に込めた想いを聞く!ニノミヤユイインタビュー – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイトデビューアルバム『愛とか感情』に込めた想いを聞く!ニノミヤユイインタビュー – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト
「re:flection 」
ニノミヤユイ
作詞:ニノミヤユイ
作曲・編曲:タナカ零
ニノミヤユイさんからもう一曲。
タナカ零さんのどこへ向かうのか分からない静謐さと妖しさを含んだ乱高下するメロディとニノミヤユイさんの眩しい夏日の奥に隠された深い陰を感じさせるリリックが唯一の世界観を描くラブソング。
作編曲のタナカ零さんは安月名莉子さんの「be perfect,plz!」やTVアニメ『あそびあそばせ』OP「スリピス」などトリッキーなメロディと美しいサウンドを併せ持ったユニークな楽曲を作る方です。ネットで調べてもどんな方なのかどこに所属しているのかも一切分からないという謎の作曲家でもありますが、まあ俊龍さんとかも詳しいプロフィールなど一切分かってないので良くあることなのかもしれない。
「想像守護神キメキトイア」
西田望見
作詞:児玉雨子
作曲:成本智美(SUPA LOVE)
編曲:岩橋星実(Elements Garden)
聴き終わった時には心が真っピンクになってます。
調べてみたらリリースされたのは2019年でしたが自分が知ったのは2020年なので実質2020年の曲。
「KEY」
土岐隼一
作詞:RUCCA
作曲・編曲:森本練
土岐さんの柔らかな声の伸びがイントロから響き渡りいきなり心を鷲掴みされます。
アニメのOP感のある爽快感のあるサウンドと強い意志を感じる歌詞が気持ちいい楽曲になっており、アルバム収録曲にしておくにはもったいないくらいの完成度だと思います。
「真昼どきのステラ」
西山宏太郎
作詞:ぽん(ORESAMA)
作曲・編曲:三好啓太
西山宏太朗『真昼どきのステラ』~Music Video~(TBS 「王様のブランチ」 10月度エンディングテーマ)
MVの通りカフェが良く似合うオシャレでポップな曲です。
西山宏太郎さんの穏やかで柔らかな歌声、ぽんさんのさりげない幸福を描いた歌詞、三好啓太さんの優しい電子音を交えたレトロポップな音楽が素敵な世界観を紡いでいます。
作編曲の三好啓太さんはあんスタ、プリキュア、スタァライトなどの楽曲を多数手掛けており個人的に今一番お気に入りの作家さんです。
「切嵌とfairy tale」
古川慎
作詞:古川 慎
作曲・編曲:山本恭平 (Arte Refact)
古川 慎 / 「切嵌とfairytale」MUSIC VIDEO -Short Ver.-(1st ALBUM「from fairytale」)
古川慎の歌声、強すぎる……!!
古川慎さんの歌声はシチュCDか?と錯覚するほどの色気がありジャズなんてやられた時にはお手上げです。デビューシングルから毎回表題曲かカップリングにジャズ系の楽曲が収録されており、公式も古川さんの声の使い方を熟知している感があります。
Arte Refactの桑原聖さんがサウンドプロデューサーを務めており今のところ全ての楽曲の作編曲がArte Refactの方々によるもので信頼しかない製作陣になっています。
「23時の春雷少女」
鬼頭明里
作詞・作曲:田淵智也
編曲:やしきん・成田ハネダ(パスピエ)
鬼頭明里 1stアルバム「STYLE」収録曲 「23時の春雷少女」Music Video short ver.
「まるで春雷、目を奪って走った君がいない方へ」
いやもう好きじゃん……
ワードセンスが良すぎる……
田淵智也さんは伊藤翼さんとともに2大”サビで2回攻撃してくる”作曲家に数えられていますがやはり今回もボコボコにされました。
「君が恋だった」でやっとこれは恋の歌だっただったのか……と分かった時のエモさなんですよね…
あとMVがガチで最高にめちゃめちゃかわいいので見てください。
というわけで2020年良かった曲振り返りでした〜
ここまで読んでくださりありがとうございました。
おわり